丹羽博士のアガリスク茸 |
ニワアガリクスの
癌患者さんへの臨床効果 |
最後に10年あまりの間、ニワアガリクスが土佐清水病院、全国7ヶ所のサテライト診療所で、癌患者さんへ使用されてきましたが、その治療効果の一部の代表例う数例挙げて、読者の皆様の納得をいただきたいと思います。
|
[症例@]61歳男性 スキルス胃癌 術後リンパ節転移 再発
スキル胃癌の診断で、全摘手術を受け、その時既に所属リンパ節転移が認められていて、術後8ヶ月して再発し、食事が摂れなくなり、癌性腹膜炎、腸閉塞も合併し、余命数ヶ月と某がんセンターで宣告されていました。ニワアガリクスを1日8包とSOD様作用食品を6包併用内服させ、食事は摂取できませんでしたが、ニワアガリクスとSOD様作用食品を水に溶かして内服させ、約半年後よりお粥が摂取可能となり、腹膜炎や腸閉塞も快方に向かい、現在もニワアガリクス8包を飲み続け、再発して4年間近く抗癌剤の副作用を味わう事もなくQOLを保ちながら日常生活を送っている。
[判定]
一般の癌学会の統計では、胃癌はたとえ手術して全摘が出来ても,リンパ節に1個でも転移していると大半が、1年半〜2年で死亡し(抗癌剤を使用しても予後、延命は変わらない)、2年生存率は5%と言われています。この患者さんは、ニワアガリクで術後3年8ヶ月生存しており、ニワアガリクスによる稀に見る著効例と言える。
|
[症例A]56歳女性 卵巣癌 腹膜転移
卵巣癌が気付いた時には、既に腹膜へ転移しており、手術を受けて抗癌剤を続けた。一時経過良好であったが、抗癌剤の副作用が強く嘔吐、下痢、食思不振、白血球減少し、3ヶ月で抗癌剤治療を拒否し、当院に来院。当院のニワアガリクス8包を内服させ、その他SOD様作用食品12包併用し、高かったマーカーも徐々に低下傾向を示し,腹膜炎の症状、すなわち腹水も減少し、約4ヵ月後には家事等の軽い経作業も可能となり、現在約2年半ニワアガリクスとSOD様食品を同量内服続けており、再発の兆しは見られない。
[判定]
卵巣癌は、癌学会の統計では、一般に腹膜まで転移すると放置すれば1年で死亡、抗癌剤をすると(抗癌剤の副作用で苦しむが)約1年半生存・延命すると言われている。患者は卵巣癌の腹膜転移で、3ヶ月抗癌剤治療し、中止してニワアガリクスを2年半内服しているので、術後2年9ヶ月生存している事になり、現代の癌学会の統計では、例外的な著効例と言える。
|
[症例B]46歳男性 大腸癌 腹膜転移 リンパ節転移
某癌センターで大腸癌、腹膜転移で直ちに手術し、抗癌剤を約1ヶ月使用されたが、副作用が強く拒否し、当院来院。当院では、ニワアガリクス8包、SOD様作用食品12包を投薬し、表3に表示してあるように、高値を示していたマーカーも徐々に低下して来て、約6ヵ月後には正常値に戻り、腹膜転移で見られた腹水も減少、消失し、現在3年半を経過するが、軽い無理のない社会生活が可能となっている。
表3 腫瘍マーカー経過(症例V 46歳 男性 大腸癌→腹膜転移 |
0000000000 |
1997
9/18 |
10/22 |
11/30 |
12/25 |
1998
2/4 |
4/20 |
CEA(5以下) |
1,020 |
347 |
235 |
78 |
19 |
5.7 |
TPA(67以下) |
51 |
45 |
31 |
30 |
30 |
25 |
CA19-9(38以下) |
4,680 |
1,562 |
1,125 |
562 |
121 |
32 |
↑
ニワアガリクス投与
[判定]
大腸癌の腹膜転移は一応手術で除去出来ても3年生存率は20〜30%と言われている。患者は手術後3年半福作用の強い抗癌剤を使わずに生存しており、ニワアガリクスの著効例と言える。
|
[症例C]46歳女性 右乳癌 肺転移
右記診断後直ちに右乳癌の全摘手術を行い抗癌剤を行った。しかし2年後には肺に転移が発見され、彼女は再度2ヶ月間抗癌剤を行い、その後抗癌剤を諦め当院に来院。当院では先ずBG104(H-TT)16gを使用したが、表4のように5ヶ月後マーカーが上昇傾向を示したのでニワアガリクス4包を追加投与した。表4に示されている如く、BG104にニワアガリクスの併用でマーカーは低下し始め、図4に示される如く、肺の陰影も著明に減少した。引き続きマーカーも減少傾向を示し、4ヶ月後の8月12日にもマーカーの減少を示し経過良好であった。
表4 腫瘍マーカー経過(症例Y 46歳 女性 右乳癌→肺転移 |
0000000000 |
1996
8/27 |
1997
1/4 |
4/3 |
8/12 |
CE15-3(30U/ml以下) |
138 |
155 |
57 |
38 |
BCA225(160U/ml以下) |
889 |
916 |
340 |
140 |
LDH(450 W.U.以下) |
398 |
412 |
394 |
358 |
CEA(2.5ng/ml以下) |
2.5 |
4.0 |
3.1 |
3.0 |
↑ ↑
BG-104投与 (BG-104+ニワアガリクス)投与
[判定]
患者は乳癌全摘手術後に抗癌剤を行ったが、2年後に再発し肺転移が見られている。現在の癌学会の統計では、乳癌の肺転移は、抗癌剤を行うと(抗癌剤の副作用で苦しむが)1年半生存すると言われている。患者は肺転移後抗癌剤を行い、途中抗癌剤を諦め、当院の治療を開始し、3年以上生存確認されており、BG104だけでは効果がなく、ニワアガリクスを併用して、この治療効果を挙げられており、ニワアガリクスの有効性が確認される症例である。
|
[症例D]36歳男性 成人T細胞白血病
熱発、リンパ節腫脹等が繰り返され、成人T細胞白血病の診断を受け、あらゆる抗癌剤を使用し、治療に抵抗し、且つ、嘔気、食思不振、脱毛などの副作用が強く、また、約2年間の間に2回の再発、悪化を繰り返した。その後患者は丹羽療法を選択し、当院に入院しBG-104(H-TT)16g内服させた。表5に表示する如く高値を示していた白血球、LDH、異型リンパ球、ATL細胞等も徐々に低下し始め、約3ヶ月に亘り上記の検査が改善してきたが、4ヵ月後の12月2日に再び、各検査値が上昇し、そこでニワアガリクスを4包併用し、再び各検査値を改善し、患者は(表示されていないが)繰り返されていた熱発、リンパ節腫脹も消失し、函館の学校の用務員として復帰、サッカー等もやりながら社会生活を送り、7年経った2004年の夏、再発し死亡した。
表5 白血病や腫瘍マーカーの経過(症例X 36歳 男性 成人T細胞白血病 |
0000000000 |
1996
9/10 |
9/24 |
10/20 |
11/5 |
11/19 |
12/2 |
1997
1/6 |
2/19 |
4/4 |
5/27 |
7/18 |
LAP(500μg/ml以下) |
1,071 |
- |
265 |
- |
362 |
303 |
480 |
416 |
362 |
253 |
2617 |
LDH(500W.U.以下) |
357 |
- |
431 |
661 |
930 |
3,410 |
2,100 |
350 |
309 |
279 |
253 |
白血球数
(3,500-8,500) |
16,500 |
6,730 |
9,570 |
17,800 |
15,000 |
82,500 |
54,800 |
3,300 |
4,560 |
5.110 |
5,720 |
%好中球 |
27 |
32 |
10 |
6 |
10 |
3 |
45 |
42 |
48 |
40 |
43 |
%リンパ球 |
10 |
24 |
8 |
23 |
13 |
6 |
38 |
51 |
47 |
56 |
53 |
%異型リンパ球 |
58 |
40 |
30 |
4 |
1 |
91 |
12 |
0 |
0 |
0 |
0 |
%ATL細胞 |
0 |
0 |
52 |
62 |
73 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
赤血球(380-520) |
387 |
373 |
389 |
400 |
373 |
305 |
380 |
268 |
367 |
404 |
406 |
血沈1hr(mm)(0-10) |
70 |
11 |
20 |
18 |
10 |
18 |
27 |
5 |
7 |
8 |
6 |
2hr(mm)(0-10) |
104 |
19 |
31 |
43 |
19 |
32 |
45 |
9 |
13 |
15 |
10 |
↑ ↑
BG-104投与 (BG-104+ニワアガリクス)投与
[判定]
一般に、成人T細胞白血病は、抗癌剤治療を行っても、平均2〜3年で抗癌剤が効かなくなり死亡する事が常識となっている。患者は抗癌剤を中止し、当院に来院し、当院のBG-104で改善したが、再発・悪化したのでニワアガリスクを併用し、高値を示した各検査値が再び改善し、熱発・リンパ節腫脹も消失し,以後7年間完全に社会復帰をしたニワアガリクスの著効例である。
|
※( )括弧内は正常値 |

|
|